「時宜を得る」とは何か。自治体が複数のコラボ企画を同時に進行する意図と想いを今綴りたい。
こんにちは。
相模原夏の大感謝祭を明日に控える「相模原市シティプロモーション」の中の人です。
今日はシティプロモーション班の職員総動員で、事務室から出たり入ったりしながら物品の搬入や設営を進めています。
そんななか、どうしてもイベント初日を迎える前に書きたいお知らせがあり、直前ですがいそいそと画面に向かっています。
今回のお話の中心はこちら
配布の開始は8/17。
なぜこのタイミングでこのカードの配布を開始するのか。
私の担当する事業で大切にしているのは、「理由」。
色々な決定には必ず根拠があるべきと考えてます。
前日になってしまいましたが、ここに想いを綴ります。
迷路の配布が始まるの?
相模原夏の大感謝祭の会場で、相模原市マスコットキャラクター「さがみん」の迷路シートを配布します。(8/17-20)
また、同日から3種類のご当地迷路カードを市内各所で配布します。
配布場所はこちら。
緑区版:相模湖観光案内所
中央区版:相模原市立博物館
南区版:さがみはらアンテナショップ sagamix
※注意事項などはこちらをチェック。
なぜこのタイミングなのか。
例えば、相模原夏の大感謝祭が終わって落ち着いたタイミングで告知、配布開始というスケジュール感で企画を進行することもできます。
そのほうが途切れなくにぎわうという考え方もあると思います。
しかし今回、相模原夏の大感謝祭に迷路カード配布開始をぶつけました。
その理由と想いをお話します。
#相模原ミリオンコラボ の時もそうでしたが、観光・シティプロモーション課に所属する者として、シティプロモーションをしながら観光振興にもつなげたいという想いがあります。
迎えるは相模原夏の大感謝祭。ブースのスペースはコンパクトですが、相模原に親しみを持ってくれる皆さんへの感謝の気持ちと、今お見せしたいものを詰め込んだイベントです。
でも、ここはゴールではないんです。
あくまでも通過点であり、相模原に関心を寄せてもらったり、興味を持ってもらうきっかけづくりでしかありません。
今までnoteで繰り返しこう書いてきましたが、じゃあどうするの?という部分をほとんどお話してきませんでした。
このブースに立ち寄ったあと、市内の各所へ足を延ばしてもらう。
きっかけづくりという視点を重んじた時、迷路カードの配布をイベント開催日に合わせることは、それに繋がりうると考えました。
こんな導線を敷ければ、というイメージ
~相模原夏の大感謝祭にて
スタッフ「さがみんの迷路シートを期間限定で配布しています」
立ち寄った方「なんだろう、1枚ください」
スタッフ「どうぞ!」
立ち寄った方「裏面に何か書いてある。迷路カード?市立博物館なら寄り道できるかも。8月末まで、「りぼん」で連載中の少女漫画「レオと三日月」とのコラボ展示もあるんだ。寄ってみようかな。」
と、こんなに上手いこと運ぶとは思っていませんが、きっかけづくりってこういうことをシミュレーションして導線を敷くことだと思うのです。
色んな方が興味を持ちうるきっかけを色んなタイミングに置いておくこと、これが私たちにできることなのかなと考えています。
これを見ている方の中に相模原夏の大感謝祭を訪れる方がいたら、その前後にお時間が許せば、相模原でどこか寄り道してもらえたらとっても嬉しいなと思います。
「コラボすればそこはもう聖地」
先日、こう言ってくれた方がいました。
私たちに気を遣ってのお言葉と思いますが、今回聖地巡礼やコラボグッズを求て初めて相模原に来てくださる方がいた時、そのまま各スポットを回ってくださる可能性がある。
おこがましい想定ですが、あり得ない話ではないと考えました。
#相模原ミリオンコラボ に参加された方も、今回初めて相模原を訪れる方も、コラボ施設をめぐりながら配布がスタートしたばかりのご当地カードを手に入れられたら、それはきっと思い出とお土産になるんじゃないかな。
そんな想いもありました。
各スポットではマンホールカードも配布中。立ち寄られる方はマンホールカードも併せてどうぞ。
最後に
蓋を開けてみないと、会場で閑古鳥が鳴くか、多くの方にお越しいただけるか全くわかりません。職員一同、不安な気持ちでいっぱいです。
でも、その不安は綿密な準備でしか軽減されません。だから強い意志を持って、今日の準備、明日のイベント出展に臨みたいと思っています。
少しでも、お越しいただく方々に楽しんでいただきたい。課長、班長をはじめ、関係職員は全員同じ想いです。
明日からのイベントで私たちの想いや感謝の気持ちが少しでも伝わったら嬉しいです。
会場で、この記事に込めた想いがちょっとでもよぎったら嬉しいな。
それでは会場の準備に行ってきます。