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公式サイトを全面リニューアルするってこういうこと。冷静と情熱のあいだに揺れて。

こんにちは。
公式SNS「相模原市シティプロモーション」の中の人です。

前回の更新が2/21。今日は3/21。…ギリギリ1カ月以内。
ちなみに「相模原市市制施行70周年記念ロゴマーク」はこちらになりました。

3案とも本気で調整したので、担当者としては、どれに決まっても大満足で、逆に残りの2案への未練もとても大きく、ひとりで勝手に非常に複雑な気持ちになっています。

このままだとふんわり年度を越してしまいそうなので
書き残しを決算しています。

お題はこちら

相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」トップページ

昨年11月下旬に公開した相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」。公開からすでに4カ月ほど経ちます。

今回は、このサイトに込めた想いなどを中心に書いていきます。


「さがみはらむすび」ってなに?

相模原市の公式シティプロモーションサイトのこと。

サイトロゴ

サイトをご覧になる全国の方と夜空に浮かぶ星座のようにつながりたい。また、相模原市と「さがみはらチアリングパートナー」の方を組みひものようにむすぶサイトでありたいという想いを込めて「さがみはらむすび」と名前を付けました。

また、皆さんと相模原市の「スポット」「もの」「人」を むすぶことで、そのつながりが宇宙のように∞(無限大)に広がるはず…という世界観に。

基調カラーはくすみブルー。青色ひとつとっても色々な青がありますが、ここ数年、若者の間でくすみ系カラーが流行っていることを知っていますか。「くすみカラー 流行り」などと検索すると色々関連記事も出てきます。

相模原市のシティプロモーションのメインターゲットは20代から30代の若者。

その世代に特に今好まれているカラーを、「さがみはらチアリングパートナー」のときと同じく選択しました。

制作のコンセプト

ずばり、『「相模原って、どんなところ?」に自信を持って答えられるプロモサイト』。

テレビやWebメディアに観光スポットなどの名前が出た時、「どんなところだろう」「何があるんだろう」と思い検索したことはありませんか。

そういった時に一番最初に出てくる、玄関口のようなサイトにしたいという想いでつくりました。

実は前のサイトをリニューアルしてるんです

旧「さがみはらファンサイト「Sagamihara FAN FUN FAN」」トップページのスクリーンショット。

スクリーンショットを貼ったこのサイト、ドメイン名は https://sg-fansite.jp/です。

❝ファンサイト❞

なぜファンサイトかと言うと
実はこのサイト、昨年10月頃までは、さがみはらファンサイト「Sagamihara FAN FUN FAN」というものでした。別モノです。

中の人が異動してくる前から存在していたサイトで、ファンになる会員登録のほか、ポイントを貯めてプレゼントキャンペーンに応募できたり、サイト内に画像投稿システムを導入するなど、色々と作りこまれていたのですが、

○会員登録
会員になって登録してもらうことが果たして必要なのだろうか。閲覧者の心理的ハードルを上げているのではないか。
※「さがみはらチアリングパートナー」の制度設計と同じ考え方

○プレゼントキャンペーン
会員登録をプレゼントキャンペーンの参加条件とするより、SNS投稿キャンペーンなどを不定期開催して、そのお礼としてプレゼントを贈るほうが理に適っているのではないか。

○画像投稿システム
某Instagram的な機能なのですが、それならInstagramで良いのではないか。

○ドメイン名「 https://sg-fansite.jp/ 」
ドメイン取得や新規設定にもコストが掛かり、本来は sagamiharamusubi 的なドメインであるべきだと思うのですが、旧サイトから新サイトに飛ぶように新たに設定したり、既存のサイトやチラシから旧サイトにアクセスした人が、遅かれ早かれサイトが閉鎖されていると「404 not found」が出てくるなど様々な弊害もあることを踏まえ、ドメイン名はそのままにしました。

○更新頻度
事務負担的に頻繁な更新が厳しいなら、すぐに古くなる情報ではなく、変わりにくい情報を中心に掲載した方がいいのではないか。

…などと自分なりに答えを出し、現行のサイトを流用し、機能を制限することで、運用しやすくするとともにコストを抑えています。

こんなコンテンツ、掲載してます

サイト内メニュー画面

羅列ではなく、メニュー画面に。スマートフォンやタブレット端末が普及している現代。直感的に選択できるのが一番だと思いました。

コンテンツは目的別に並べていて、ざっくり言うと

  • SNS

  • 観光案内

  • 宇宙

  • ふるさと納税

  • 移住・定住促進

  • さがみん

のラインナップ。

  • 子育て

  • スポーツ

  • 相模原市公式HP

これら3つはハイパーリンクで各課が運用するHPなどに飛ぶようにしました。

メニューの項目は、当課が所管する「さがみはらみんなのシビックプライド向上計画」で掲げる4つの柱に紐づくものをチョイスしています。

リニューアル時には、我々の運用のしやすさにも着目。実際リニューアル前のサイトでは、リアルタイムな更新がなかなか難しかったことも。力を入れて作っても、運用(更新)し続けられないと意味がないと思い、基本的に変わりにくい情報をサイトに掲載し、変わりやすい情報はなるべくハイパーリンクでオリジナルサイトに飛ばすようにしています。

リニューアルサイトでは、このような「NEWS」欄を設置。ここを更新するだけで、委託事業者に依頼せずとも簡易的な更新を職員のセルフサービスで即時性を持ってできるようにしました。

さがみはらチアリングパートナー

「私もさがみはらチアリングパートナーです!」と公言してくれている皆さんのコメントを紹介してます。

稲葉友さんや中谷潤人選手などのコメントは追加掲載したばかり。皆さん完全に❝ご協力❞で書いてくださっていて、温かいコメントに感謝が止まりません。

ページのスクリーンショット

こちらに掲載しています。ぜひご覧ください。

ちなみに担当者的に見てもらいたい箇所は、メニュー右下のこちら

ページのスクリーンショット

「なぜこの取組をするのか」「なぜこの企画をする必要があるのか」など、私は、担当者がこの答えを持っていることががなにより大切だと思っています。

これが前面に大々的に出るのはまたちがうと思っているのですが、疑問を持った人がアクセスできる情報を置いておくことが必要だと思い掲載しました。

SNSで最新情報をチェック

ここではこのように、各SNSを埋め込んでいます。

ページのスクリーンショット

印刷物などにSNSを紹介するリンクを掲載する際、いつもどの媒体のリンクを掲載するか悩んでいました。また、アカウントを持っていない方が情報を見れないことも気になっていました。

このように1ページに埋め込みでまとめて掲載すれば、上記の悩みは解決します。基本的に埋め込んだ状態で自動更新されるので、アカウントをお持ちでない方でも見れます。

さがみはらぐらしのすすめ

「相模原で暮らしてみるものありかも」と思ってくれた方がこのページを見た時、必要な情報が端的に分かるようなサイトがなかったので、このページにざっくりまとめました。

メニューはこちら

ページのスクリーンショット

例によって目的別に分けています。
基本すべて情報の入り口をハイパーリンクとして置き、このサイト(ページ)がプラットフォームになるようにつくっています。

「「さがみらはらぐらし」するみんなの声」の部分は特に見てもらいたいと思っていて、

ページのスクリーンショット

相模原夏の大感謝祭に参加してくれた方はピンとくるのではないでしょうか。

深堀はこちらにて▼

企画に参加してくれた、相模原市で暮らす方の「推し」ポイントをふせんに書いて貼ってもらいました。

そのうち一部を抜粋してこのページで紹介させてもらっています。あなたのコメント、ありますでしょうか。

集まったおすすめは計1800点以上。たくさんのご参加ありがとうございました。実際に住まれている方のコメントは皆さんが何よりも気になるもの。いつか全部紹介したいなぁ。

ページのスクリーンショット
ページのスクリーンショット

これらのスクリーンショットはまだ一部なので、こちらから全部見てみてくださいね。

さがみはらをゆるっとめぐる

観光ガイドブック「相模原の栞」と同じく、目的別に観光を案内できるようリード文を掲載して、詳細はハイパーリンクで飛ばしています。

ページのスクリーンショット

その他のページ

「宇宙を身近に感じる」ページ
「ふるさと納税するなら」ページ
「さがみんのおうち」ページ

これら見出しのサムネイル画像に使った写真は市の職員が撮影したもの。他部署の先輩で、過去には #相模原ミリオンコラボ のコラボカード用の写真を撮ってくれたことも。毎回助けられてばかりです。

「なんとなく…」では進めない

ここまで読んでくれた方には伝わっていたら嬉しいのですが、ひとつひとつの選択に揺るぎない根拠を持っています。

いつ、誰に、「ここ、どうしてこうしたの?」と聞かれたときに即時自信を持って答えられるように。

これは、サイトリニューアルにあたり年度当初につくった私の企画書の一部。

目的や着眼点、「さがみはらチアリングパートナー」のリリースや企画と連動性を持たせることなどのスケジュール感などを網羅していて、今見直しても、当初の想定通り事務を進行できています。

デザインや内容は私が担当しましたが、委託事業者と、[Alexandros]さん側との調整は一貫して、一緒に担当していた私の尊敬する先輩が担ってくれていました。彼がいなればこのスケジュール感で事務を進行できていなかったです。本当に感謝しているし、尊敬の念が更に増しました。

地盤をしっかり固めれば、事務を進めながら迷子になることはないと思っています。なぜなら、拠り所が常に自分の中にあるから。

と、いつも同じようなことを言っていますが、私はこれをなによりも大切にしていきたいことだと思っており、ある意味この記事も、これからの事務を進める際の拠り所になったらいいなと思い執筆していたのかもしれません。

最後に

光陰矢の如し。振り返ればあっという間に月日は経ってしまっていて、過去に戻ることはできません。

だからこそ、自分が与えられた役割の中で、その時にできることを精一杯やっていくべきなのだと私は思います。

令和5年度もあと数日で終わります。今私に求められている仕事や、伝えるべきことは何なのか、それさえも根拠を持って答えられるような仕事をしたいと思います。

あと少しの間、見守ってもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします。