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拝啓、1年半後のプロデューサーさんへ。

こんにちは。
公式SNS「相模原市シティプロモーション」の中の人です。

令和5年度のお仕事終了まで、今日を入れずにあと4営業日。
前回の記事の最後にこのように書きました。

光陰矢の如し。振り返ればあっという間に月日は経ってしまっていて、過去に戻ることはできません。

だからこそ、自分が与えられた役割の中で、その時にできることを精一杯やっていくべきなのだと私は思います。

令和5年度もあと数日で終わります。今私に求められている仕事や、伝えるべきことは何なのか、それさえも根拠を持って答えられるような仕事をしたいと思います。

前回の記事より引用

ということで、今回のお題はこちら

#相模原ミリオンコラボ とは何だったのか

何も知らない方もいると思うので、簡単に振り返ります。知ってる方は飛ばしてください。

多くの方に「相模原に行ってみたい!」「市内をめぐってみたい!」と思っていただくきっかけを作るとともに、「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」の認知度向上を図るため、若い世代を中心に人気の「アイドルマスター ミリオンライブ!」のBrand New Stage編から、太陽、月、星にちなんだ3チームのアイドルたちの力を借りて、相模原の魅力を全国に届けるコラボキャンペーンを実施します。
プロデューサーさんたちと、「はやぶさ」&「はやぶさ2」の故郷でもある相模原市が一緒につくるキャンペーンです。

市公式リリースより引用

第1弾の概要▽

第2弾の概要▽

客観的な実施結果▽

隠すことはないと思っているので、結構生々しく結果発表しています。

第1弾の開始日は2023年12月22日。開始から1年以上経ちますが、今回は、皆さんにとって #相模原ミリオンコラボ とは何だったのか、いただいた回答を引っ張りながら簡単に振り返りたいと思います。

振り返る

2、3名以上の方からもし回答をもらえたら嬉しいなと思っていたら、良い意味ですごい量の回答をいただき恐縮しています。

私がこのコラボ企画をつくった時に特に大切にしたのは

  • 平面的ではなく、立体的な奥行きのある企画に。

  • 分からないことは分からないと言う。その代わり勉強をがんばる。

  • RPGのようにコミュニケーションしながら作っていく。

  • 来れなくても楽しい。でも、来たらもっと楽しい企画に。

  • コラボの終わりが縁の切れ目にならない仕掛けづくりを。

  • 効果が参加者だけに留まらない拡散性を持たせること。

これらが伝わったのかなと思う回答をたくさんいただきました。

○○なコラボ

もともと、SNSを活用しその可能性を最大限引き出す企画をと考えていたので、情報発信や双方向コミュニケーションという観点で評価いただけたこと、とても嬉しいです。

「こうだったらいいのに」「これできないのかな」といったお声をもとに急遽対応した諸々、懐かしい気持ちでいっぱいです。

売切状況一覧、コルクボード、名刺ケース、ちゅぱ、ありがサンキュー、再製造、再販、ふるさと納税などが諸々に該当するでしょうか。あと、うどん。

今思えば突飛なコラボで、当初の苦いお声もよく覚えていますが、気付きをいただけたからこそ、「もっと良いものを」という気持ちで進行できたと思っています。

行政直営という立場に甘んじない

正直、行政直営ならではの悩みも、想定内、想定外含め色々とありました。ただ、やると決めたからには、「行政だから…」という逃げはせず、プロ意識を持って臨みたいと心に決めました。

市民が誇れるコラボであること

少し固い話になりますが、相模原市は「シビックプライド」(※)という言葉を使用した条例「さがみはらみんなのシビックプライド条例」(全国初)を制定し、これに基づき「さがみはらみんなのシビックプライド向上計画」を策定しています。

(※)「シビックプライド」・・・まちへの「誇り」「愛着」「共感」をもち、「まちのために自ら関わっていこうとする気持ち」のこと

この条例や計画の目的は、市内外を問わず相模原に関わりのあるみんなのシビックプライドを高めること。

以前も他のインタビュー記事でお話しましたが、我々の目的は、「シビックプライド」という言葉を広めたり、条例や計画があることを周知することではないと私は考えています。それってあまりにも内部的な話で、多くの人にとっては何でもいい話だと思うからです。

大事なのは中身。条例や計画をもとに、どんな企画を設計して、どんな効果が得られるのかということ。

それには、私は経験的にコラボ企画がとても有効だと考えています。

対市民に限って言えば、企画を通して今よりちょっと地元が好きなるような、「やるじゃん相模原」と思えるような、そんな機会を作ることが我々の役割なはず。

このコラボ企画も、そんな想いを形にした具体的な取組のひとつでした。

もちろん、世代や趣味嗜好によって好きなものは全然違うと思っています。1回の企画で全員に100%喜んでもらうことは、私の力不足で申し訳ないですが、すごくすごく難しいと思っています。だからこそ、色々なコンテンツと相模原市との親和性を常に探って、できる限りがんばろうと思っています。情報提供も常に募集しています。

ということで、相模原市民の感想をいくつか紹介します。

プロデューサーではない市民の方からも、開催当時にこんな投稿をいただいています。

このほか、たくさんの感想を本当にありがとうございます。

1年後のありがとうの景色

ひとつ、こちらは特出ししたいです。

このりょーさんという方、相模原市民のプロデューサーの皆さんで、 #相模原ミリオンコラボ で協力してくれたアイドルたちに感謝とお祝いの気持ちを贈るフラワースタンドを贈る企画を立ち上げてくれました。

心を強く動かされ、現地参戦チケットを購入し、当日目元をうるつかせながら撮影した写真

ある意味では、市側が皆さんを全力でおもてなしするために企画した #相模原ミリオンコラボ

終了後1年以上の月日が経ってから、参加者さんたちがSNS上で繋がり、自分たちの時間を使ってこんなに素晴らしい景色を見せてくださるなんて、当時の我々は全く想像できませんでした。心からお礼申し上げます。

結局、何だったのか

幾多の道に繋がる、愛のある終わりない架け橋のように感じてもらえたらいいなと思っています。

参加した人や話題を耳にした人が、何かの折に相模原を思い出したり、立ち寄ってくれたり。

参加者同士で思い出話に花を咲かせてくれることも。

感無量です。
心があたたかいです。

これらひとつひとつが「#相模原ミリオンコラボ とは何だったのか」という問いに対する答えなのだと思います。

たくさん感想を寄せていただいているのですが、全部紹介できずごめんなさい。Xでのリアクションは追ってさせていただきます。全部心に響いています。本当にありがとうございます。

1年半前の我々に伝えるなら、がんばって。皆さんに伝えるなら、待ってて。でしょうか。

間違いなく言えるのは、コラボさせていただけて本当に良かったということ。そして、皆さんに出会えて、我々を認めていただけた奇跡に感謝しかないということです。

最後に

開始から1年以上経つ中、なんで今更?このタイミングで?と思う方もいるのではないでしょうか。

もちろん答えがあります。

これを覚えている方がどのくらいいるか分かりませんが、内示でこの課長が4月から全く別の部署に異動することが決まりまして。

ちなみにこの投稿が今年度一番跳ねた投稿だったりします。複雑過ぎます。

#相模原のTASKプロジェクト
#神奈川に住んでるエルフ コラボ
#相模原ミリオンコラボ
レオと三日月コラボ
吉川めいろさんの迷路カードコラボ
相模原夏の大感謝祭
さがみはらむすび
さがみはらチアリングパートナー …etc.

全部この課長のもとで取り組んできました。

たまに、相模原市シティプロモーションを「中の人のフットワークが軽くて」「対応が柔軟で」などと言ってくれる方がいますが、それは違うのです。組織で動いているので、ひとりで決めて動けているわけではありません。当たり前ですが、課長の許可がないと動けません。

その意味で、長年勤めあげた行政マンとしてのバランス感覚と、シティプロモーション的感覚を併せ持つ課長のもとで、中の人を信頼してくれたからこそ、このスピード感で実現できたのです。実際、ことなかれでリスクを取らずに1年過ごすこともできなくはないと思います。

挑戦には困難が付きものです。ハイリスク・ローリターンなんて当たり前。それでも、現状に甘んじることなく、より良いものをと信念を持ってマネジメントしてくれていました。

市内初の大型野外フェス開催が突如決定したことのほか、さがみんが2年前から突如元気になったのは、絵心満点の課長がひとり心を込めてさがみんのお世話をしていたからです。ここだけの話ですよ。
#相模原ミリオンコラボ のときは、市の職員に感想などを聞かれた方もいたのではないでしょうか。たぶんそれ、課長です。

行政の職員には、必ず異動があります。でも、例えば、この2年間が何だったのか振り返って記録することで、これからのシティプロモーションに弾みをつけるバトンを次に託すこともできる。

そう思い、今回は課長が「うどんの課長」の名を欲しいままにした #相模原ミリオンコラボ を軸に記事を執筆しました。きっと意味があったこと、今も続くことに取り組んできたんだよって。

令和5年度終了まで、今日を入れずにあと4営業日。この間に私が書き上げないといけない記事が2つあると思っています。

2日で1本…本気出せばいけるはず…
今年度の締めくくりを一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

長文失礼しました。
引き続きよろしくお願いいたします。















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