【相模原市役所制作】化粧品のサンプルキットをイメージしたノベルティの制作意図を綴る。(前編)
お久しぶりです。
「相模原市シティプロモーション」公式SNSの中の人です。
立て込んでいましたが、こちら、やっと発表できました。見てね。
以前更新したnoteではこんなことを書いていました。
その結果がこのタイミングでまとまったという次第。
具体的には、
(1)相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」の公開
&
(2)「さがみはらチアリングパートナー」の取組の開始
情報解禁前にはもちろん詳細をお話できないので、粛々と準備して一気に事実的な部分を発表したというところ。
ぎゅっとつまったスケジュール感でした。
今まで考案した企画を追ってきてくれている方はお察しかもしれませんが、もちろんこの今回の案件にも、たくさんのこだわりと想いを詰め込んでいます。
noteはきっと想いをめいっぱい語れる場所。
そう思うので、今回からゆるっと、サイトリニューアルと「さがみはらチアリングパートナー」の取組の意図などを綴っていきます。
「さがみはらチアリングパートナー」ノベルティキット制作の意図
お申込みはこちらから。
そもそも「さがみはらチアリングパートナー」って?
「好き」と「発信」をキーワードに
「私が好きな相模原の魅力を伝えたい」「多くの方に知ってほしい」そんな想いを自分らしい表現方法で発信してくださる方のこと。
(個人、企業や団体、キャラクター など)
たとえば、畠中 祐さんやアイドルマスター、「レオと三日月」などとのSNSコラボ企画に参加してくれた方は皆さん「さがみはらチアリングパートナー」であると思っています。(SNSでの投稿を通して相模原の魅力を発信してくれたという考え方)
どうやって受け取るの?
専用フォームはこちら。
郵送にはお届け先の情報が必要ですが、個人情報を最低限しかお預かりしないスキームにしました。
ノベルティキットはどんなもの?
パッケージはこんな感じ。
裏返すとこんな感じ。
SNSなどで相模原を知った方は意外と相模原の所在地を知らなかったりします。なので、実在性をより高めてもらいたく、大体の場所を入れました。
また、相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」と同じタイミングでリリースすることから、サイトへの導線を引きました。
で、「発行 相模原市」+市のマーク。市役所直営の公式な取組なので、あえて公式感を全面に出して安心感を持ってもらえるようにしました。
開くと、
開けてすぐ「ごあいさつ」に目が行く作りに。キットを受け取った方の導線を意識して、この取組の概要を世界観とともに伝えるメッセージを入れました。
「それぞれの想いが星座のようにつながって銀河のように広がるような取組を展開していきます。」
ごあいさつ内のこの部分から察せられるように、宇宙になぞらえる世界観を持たせました。「さがみはらチアリングパートナー」事業と、相模原市の「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」に資する取組は異なるものなので、必ずしも掛け合わせる必要はありません。
しかし、同時にプロモーションできるものがあれば、本来の事業趣旨から外れない範囲でなるべく一緒に展開する方がコスト的なメリットが大きいと私は考えました。
そこで大切なのは共通項。
色々と思案して次のような思考に。
相模原のことが好きで発信してくれる方が増えて、その輪が広がってほしいという構図は、星座のようにつながり、銀河のように広がることに例えることができるのではないか。
ということで、全体的に宇宙をイメージした青ベースのカラーに統一し、関係するコンテンツをあしらいました。
制作のコンセプト
化粧品のサンプルキットのような、わくわく感と特別感があるものを目指しました。
“「さがみはらチアリングパートナー」のあかし的なものを作る”
それだけを考えるなら、極端な話、ステッカー1枚、カード1枚作れば済むのだとも思います。しかしながら、せっかく新たな取組としてこのタイミングでスタートを切るなら、意味があって、自信を持って誰かに勧められるような、他にはない特別なものにしようと思い色々と思案しました。
ノベルティキット制作で特に気を配ったのは
〇曇りなく洗練されていること
コンセプトや世界観がしっかりしていて、デザイン、色合い、フォントに統一感があること。デザインのセオリーをしっかり守ることをマストとしました。
〇全てに意味があること
限られた予算の中で行政が作るのですから、背筋を伸ばして、緊張感を持って取り組むべき。そして全ての判断に根拠を持つべきで、費用、時間等の無駄は許されないと思っています。
〇作って終わりにしないこと
今までの企画もそうですが、作って終わり、やって終わりにしないことがとても大切だと思っています。自分たちの、相模原市の本当の目的は何なのか。それを常に意識して出口まで考えることが企画担当者として何より大切だと思っています。
「CHECK▼」の部分からさらに開くと
さがみん登場。
見つけてくれてありがとー🍀
ここって、何もデザインがなくても良い場所だとは思うのです。ただ、そんな場所にも意味を持たせてアソビゴコロを仕込むことができたら、きっとより厚みのあるものになるはず。そんな思いでデザインを考えました。
また、SDGs的な観点で見ると、このご時世特に「袋やケースって必要なの?」という考え方もあるのではないでしょうか。なので、ケースを作るからには、捨てずに遊んでみたくなる要素としての(お子さんも一緒に楽しめる)宇宙感のあるぬりえと、「キットにたくさんあしらわれているゆるキャラ、「さがみん」って名前なんだ。ところでどんな子なのだろう」という方への対応として、ノーマルバージョンのさがみんのイラストとプロフィールを入れ込みました。
中身を取り出すと、
専用ケースの中には
証(あかし)カード 1枚
ステッカー(防水) 1枚
むすびステッカー(防水)2枚
が入っています。
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これらのこだわりも全部このまま綴りたいところですが、ここまでですでに約7,000文字に…
流石に長すぎるので、今回を前編として、次回続きを綴ります。
とりあえず制度設計やノベルティキットについては、ロジックを整理して想いを込めて作ったので、他に好きな場所があっても、(自己認識として)活動が少しでも、相模原を好きで自分らしくその想いを発信している方はぜひ「さがみはらチアリングパートナー」ノベルティキットのお申込みを。
専用フォームはこちら。
後編に続く。というところで今日はここで失礼します。お読みいただきありがとうございました。