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拝啓、1年半後のプロデューサーさんへ。
こんにちは。
公式SNS「相模原市シティプロモーション」の中の人です。
令和5年度のお仕事終了まで、今日を入れずにあと4営業日。
前回の記事の最後にこのように書きました。
光陰矢の如し。振り返ればあっという間に月日は経ってしまっていて、過去に戻ることはできません。
だからこそ、自分が与えられた役割の中で、その時にできることを精一杯やっていくべきなのだと私は思います。
令和5年度もあと数日で終わります。今私に求められている仕事や、伝えるべきことは何なのか、それさえも根拠を持って答えられるような仕事をしたいと思います。
ということで、今回のお題はこちら
【質問】
— 相模原市シティプロモーション (@Sagamihara_PR) March 22, 2024
あなたにとって #相模原ミリオンコラボ って何でしたか。○○なコラボだったとか、ひと言でいうと××とか。
後日 #note に引用掲載しても平気な投稿のみお願いします。 pic.twitter.com/5DwGdoCLsq
#相模原ミリオンコラボ とは何だったのか
何も知らない方もいると思うので、簡単に振り返ります。知ってる方は飛ばしてください。
多くの方に「相模原に行ってみたい!」「市内をめぐってみたい!」と思っていただくきっかけを作るとともに、「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」の認知度向上を図るため、若い世代を中心に人気の「アイドルマスター ミリオンライブ!」のBrand New Stage編から、太陽、月、星にちなんだ3チームのアイドルたちの力を借りて、相模原の魅力を全国に届けるコラボキャンペーンを実施します。
プロデューサーさんたちと、「はやぶさ」&「はやぶさ2」の故郷でもある相模原市が一緒につくるキャンペーンです。
第1弾の概要▽
第2弾の概要▽
客観的な実施結果▽
【速報】#相模原ミリオンコラボ の結果をお知らせします。
— 相模原市シティプロモーション (@Sagamihara_PR) March 30, 2023
■参加者の86%が市外在住、うち51%が初めて相模原市を訪問
■北海道から沖縄県まで34都道府県から参加
詳細は画像にて。
全国から沢山のご参加ありがとうございました。#さがみはらスイーツ #ミリシタ#ミリオンライブ #idolmaster pic.twitter.com/MbZuJytTiE
隠すことはないと思っているので、結構生々しく結果発表しています。
第1弾の開始日は2023年12月22日。開始から1年以上経ちますが、今回は、皆さんにとって #相模原ミリオンコラボ とは何だったのか、いただいた回答を引っ張りながら簡単に振り返りたいと思います。
振り返る
2、3名以上の方からもし回答をもらえたら嬉しいなと思っていたら、良い意味ですごい量の回答をいただき恐縮しています。
私がこのコラボ企画をつくった時に特に大切にしたのは
平面的ではなく、立体的な奥行きのある企画に。
分からないことは分からないと言う。その代わり勉強をがんばる。
RPGのようにコミュニケーションしながら作っていく。
来れなくても楽しい。でも、来たらもっと楽しい企画に。
コラボの終わりが縁の切れ目にならない仕掛けづくりを。
効果が参加者だけに留まらない拡散性を持たせること。
これらが伝わったのかなと思う回答をたくさんいただきました。
○○なコラボ
心遣いの行き届いた忘れられないコラボでした。
— いそでぃ (@equi_libria) March 22, 2024
キャンペーン開始前からの企画発表やコミュニケーションもコラボ期間中の情報発信も、かゆいところに手が届くものでした。ここまで親身になってくれるコラボは他では見られないと思います。以下は良かった点ですが長くなってしまいすみません。…
他の方も仰っていますが、ただ単にコラボしますのでグッズを販売します…みたいなよくあるコラボではありませんでしたね。
— ももるんP@ミリオン10th Act-1〜Act-4現地参加 (@momorun2022) March 22, 2024
X(旧Twitter)を使用して相模原市とミリオンライブ!双方の魅力を発信していただいたコラボでした。
ひとえに相模原市の担当の方のお力だと思います。
もともと、SNSを活用しその可能性を最大限引き出す企画をと考えていたので、情報発信や双方向コミュニケーションという観点で評価いただけたこと、とても嬉しいです。
相模原ミリオンコラボを楽しめたのは、相模原市の熱意のあるプロモーションのおかげでした。ミリオンライブのためにここまでやってくれるのならと、相模原市を巡ったり、グッズやうどんを枯らしたりと、プロデューサーたちもその熱意に感化されてコラボを楽しんだのかと思います。
— 光子🪭Act4Day2現地 (@motimafu) March 22, 2024
ひと言で言うと「攻略し甲斐のある異例のコラボ」でした。
— 見月七蓮🦋🐴 (@32ki) March 22, 2024
相模原市って広くて美味しいものたくさんで宇宙にも近い場所である事をコラボで知りました。
山登りに湖巡りにスイーツ巡りと、スポットや対象店を全部訪ねるのは大変でしたが楽しかったです。うどんPRが急遽始まった臨機応変さもナイス👍 pic.twitter.com/xAouc674EI
「こうだったらいいのに」「これできないのかな」といったお声をもとに急遽対応した諸々、懐かしい気持ちでいっぱいです。
売切状況一覧、コルクボード、名刺ケース、ちゅぱ、ありがサンキュー、再製造、再販、ふるさと納税などが諸々に該当するでしょうか。あと、うどん。
失礼な言い方でしたら申し訳ありません。
— 鳩サブレ (@770__65_) March 22, 2024
「みんなで作ったてづくりのコラボ」のように考えています。
「何をしたら良いか?」から始まり、我々のPRを踏まえて ご担当者様が心を砕いて考えてくださったコラボ企画の数々、その反響は数字に出たとか。
これからも765プロへのお仕事、お待ちしております pic.twitter.com/uptLpDahcH
関係値がないところから、分かろうとしてくれたから分かろうと向き合えて、新しい聖地が産まれた、小さな奇跡のコラボだったと思います。
— ただの四方山 (@mas3rd_4mo2) March 22, 2024
今思えば突飛なコラボで、当初の苦いお声もよく覚えていますが、気付きをいただけたからこそ、「もっと良いものを」という気持ちで進行できたと思っています。
行政直営という立場に甘んじない
正直、行政直営ならではの悩みも、想定内、想定外含め色々とありました。ただ、やると決めたからには、「行政だから…」という逃げはせず、プロ意識を持って臨みたいと心に決めました。
「自治体に対する印象が変わったコラボ」でした。
— カタシゲ (@Katashige_P) March 22, 2024
自治体がゲームアニメとコラボすると聞き、当初せいぜいグッズ販売ぐらいかな…と思っていましたが、それだけではなく観光や魅力の発信、訪問先で暖かく迎えてくれる方々、期間終了後も作品を大切に扱ってくれる様子から、訪ねたい街になりました。
市民が誇れるコラボであること
少し固い話になりますが、相模原市は「シビックプライド」(※)という言葉を使用した条例「さがみはらみんなのシビックプライド条例」(全国初)を制定し、これに基づき「さがみはらみんなのシビックプライド向上計画」を策定しています。
(※)「シビックプライド」・・・まちへの「誇り」「愛着」「共感」をもち、「まちのために自ら関わっていこうとする気持ち」のこと
この条例や計画の目的は、市内外を問わず相模原に関わりのあるみんなのシビックプライドを高めること。
以前も他のインタビュー記事でお話しましたが、我々の目的は、「シビックプライド」という言葉を広めたり、条例や計画があることを周知することではないと私は考えています。それってあまりにも内部的な話で、多くの人にとっては何でもいい話だと思うからです。
大事なのは中身。条例や計画をもとに、どんな企画を設計して、どんな効果が得られるのかということ。
それには、私は経験的にコラボ企画がとても有効だと考えています。
対市民に限って言えば、企画を通して今よりちょっと地元が好きなるような、「やるじゃん相模原」と思えるような、そんな機会を作ることが我々の役割なはず。
このコラボ企画も、そんな想いを形にした具体的な取組のひとつでした。
もちろん、世代や趣味嗜好によって好きなものは全然違うと思っています。1回の企画で全員に100%喜んでもらうことは、私の力不足で申し訳ないですが、すごくすごく難しいと思っています。だからこそ、色々なコンテンツと相模原市との親和性を常に探って、できる限りがんばろうと思っています。情報提供も常に募集しています。
ということで、相模原市民の感想をいくつか紹介します。
十数年ぶりにアイマス界隈に戻るきっかけを作ってくれたコラボでした。
— アリオスアレクトル (@Z1000redithion) March 22, 2024
地元でアイマスのコラボやるのか、
ツーリングがてら見に行って見るかな!
って相模湖に向かって、あれよあれよとイベントを消化している自分がいましたw
もう、引き返す事が出来ない位ですw
第二弾を待ち焦がれています!
地元民として他のお手本にして欲しいと思えるとても誇らしい内容でした!
— 大和の食人/びーぴーP (@b_peenats) March 22, 2024
ミリオンの10周年スタートを勢い付ける記念すべきコラボだったと思います
「地元再認識」のコラボでした。正直市内のいろんな施設、自然など特に意識していませんでした。それが自分の好きなコンテンツに合わせていろいろ見て回ったり新しく知ったりして、ちょっと地元が好きに、誇りに思えました。また中の人や他のPさんと一緒に盛り上げていくお祭りのようでした
— しんぶ (@shinbu711) March 22, 2024
地元の相模原で好きなコンテンツとコラボしてくれて相模原市の魅力を伝えられたすごいコラボでした。
— わふくど (@wafuwafu0) March 22, 2024
プロデューサーではない市民の方からも、開催当時にこんな投稿をいただいています。
昨日の開始のイベント好評のようでよかった。自分は #ミリオンライブ とは縁もゆかりもない只の相模原市民だけど相模原市Pさんの熱量とそれに応えるミリオンライブP達の想いがちゃんと噛み合ってて応援したくなる。 https://t.co/pymDjcxlT2
— しょり (@syori) February 24, 2023
このほか、たくさんの感想を本当にありがとうございます。
1年後のありがとうの景色
ひとつ、こちらは特出ししたいです。
地元の知らなかった魅力を、好きなコンテンツ、アイドルと共に発見できたコラボでした。
— りょー (@Millicone_Re) March 22, 2024
ミリオンライブ10周年の盛り上げに地元自治体が関わってくれたことへの感謝を申し上げると同時に、地元Pとして誇りを持たせてくれました。
このりょーさんという方、相模原市民のプロデューサーの皆さんで、 #相模原ミリオンコラボ で協力してくれたアイドルたちに感謝とお祝いの気持ちを贈るフラワースタンドを贈る企画を立ち上げてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711353215351-WF7FifzFzc.png)
ある意味では、市側が皆さんを全力でおもてなしするために企画した #相模原ミリオンコラボ 。
終了後1年以上の月日が経ってから、参加者さんたちがSNS上で繋がり、自分たちの時間を使ってこんなに素晴らしい景色を見せてくださるなんて、当時の我々は全く想像できませんでした。心からお礼申し上げます。
結局、何だったのか
双方の愛が詰まったコラボだったと思います。
— しの (@shino_san98) March 22, 2024
また、コラボの教科書と呼べるコラボだった、とも。
お互いに好きなものは更に好きになり、知らなかったことを新たに好きになったりしたと思います。
お互いの愛を尊重し合い、同じ方向を向くことで、あの大成功に繋がったのだと強く感じました。
幾多の道に繋がる、愛のある終わりない架け橋のように感じてもらえたらいいなと思っています。
参加した人や話題を耳にした人が、何かの折に相模原を思い出したり、立ち寄ってくれたり。
相模大野カジュアルピアノ
— アセ (@ase0148) March 17, 2024
・水中キャンディ
・流星群
演奏:mikoma(@mikomazic)さん
※ご本人様よりアップロード許可を頂いてます。#ストリートピアノ#相模大野ステーションスクエア#ミリオンライブ pic.twitter.com/WjzmiKrIDl
こちらこそコラボしていただきありがとうございます。
— SF (@quizsf) February 27, 2024
10thライブの帰りにsagamixで色々お土産を買わせていただきましたし、去年はふるさと納税でうどんも買わせていただきました。
ミリオンライブで出来た相模原市との縁をこれからも大事にできたらと思います。 pic.twitter.com/dWrvdkT7Wf
参加者同士で思い出話に花を咲かせてくれることも。
#相模原ミリオンコラボ の当選者の皆さんと並べられました!
— n205 (@nst205wrc) March 9, 2024
また今度、相模原でぜひ。 pic.twitter.com/V5BmvqSv2T
感無量です。
心があたたかいです。
これらひとつひとつが「#相模原ミリオンコラボ とは何だったのか」という問いに対する答えなのだと思います。
たくさん感想を寄せていただいているのですが、全部紹介できずごめんなさい。Xでのリアクションは追ってさせていただきます。全部心に響いています。本当にありがとうございます。
1年半前の我々に伝えるなら、がんばって。皆さんに伝えるなら、待ってて。でしょうか。
間違いなく言えるのは、コラボさせていただけて本当に良かったということ。そして、皆さんに出会えて、我々を認めていただけた奇跡に感謝しかないということです。
最後に
開始から1年以上経つ中、なんで今更?このタイミングで?と思う方もいるのではないでしょうか。
もちろん答えがあります。
うどんの完売について、課長から直筆コメントが届いたのでご査収ください。#サンキュー相模原#うどんの面倒 pic.twitter.com/zbVMHijegM
— 相模原市シティプロモーション (@Sagamihara_PR) August 20, 2023
これを覚えている方がどのくらいいるか分かりませんが、内示でこの課長が4月から全く別の部署に異動することが決まりまして。
ちなみにこの投稿が今年度一番跳ねた投稿だったりします。複雑過ぎます。
#相模原のTASKプロジェクト
#神奈川に住んでるエルフ コラボ
#相模原ミリオンコラボ
レオと三日月コラボ
吉川めいろさんの迷路カードコラボ
相模原夏の大感謝祭
さがみはらむすび
さがみはらチアリングパートナー …etc.
全部この課長のもとで取り組んできました。
フットワークの軽さと柔軟な対応に感心でした
— K (@K12341234) March 22, 2024
たまに、相模原市シティプロモーションを「中の人のフットワークが軽くて」「対応が柔軟で」などと言ってくれる方がいますが、それは違うのです。組織で動いているので、ひとりで決めて動けているわけではありません。当たり前ですが、課長の許可がないと動けません。
その意味で、長年勤めあげた行政マンとしてのバランス感覚と、シティプロモーション的感覚を併せ持つ課長のもとで、中の人を信頼してくれたからこそ、このスピード感で実現できたのです。実際、ことなかれでリスクを取らずに1年過ごすこともできなくはないと思います。
挑戦には困難が付きものです。ハイリスク・ローリターンなんて当たり前。それでも、現状に甘んじることなく、より良いものをと信念を持ってマネジメントしてくれていました。
市内初の大型野外フェス開催が突如決定したことのほか、さがみんが2年前から突如元気になったのは、絵心満点の課長がひとり心を込めてさがみんのお世話をしていたからです。ここだけの話ですよ。
#相模原ミリオンコラボ のときは、市の職員に感想などを聞かれた方もいたのではないでしょうか。たぶんそれ、課長です。
行政の職員には、必ず異動があります。でも、例えば、この2年間が何だったのか振り返って記録することで、これからのシティプロモーションに弾みをつけるバトンを次に託すこともできる。
そう思い、今回は課長が「うどんの課長」の名を欲しいままにした #相模原ミリオンコラボ を軸に記事を執筆しました。きっと意味があったこと、今も続くことに取り組んできたんだよって。
令和5年度終了まで、今日を入れずにあと4営業日。この間に私が書き上げないといけない記事が2つあると思っています。
2日で1本…本気出せばいけるはず…
今年度の締めくくりを一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
長文失礼しました。
引き続きよろしくお願いいたします。